*SAGUN(Strengthened Actions for Governance in Utilization of Natural resources):
参加型地域開発を指導する国際的・学術的な専門家が組織するNGO団体
5年計画で行なう自立支援活動は、血の通う経済循環型の環境を作り、地域全体の自立を目指しています。「与える側」の一方通行・一過性のプロジェクトとなることなく、現地の人々の参加を必須条件とし、また期限を設けることで村人の精神的自立をも目指します。
工芸品製作のトレーニングを受けた母親たちが、自作自販をして収入を得れば、子供たちは教育を受けることができます。また、地場産業があれば父親が出稼ぎに出る必要もありません。日本が明治維新や高度経済成長で大きく発展できたのは、ベースとなる教育水準が高かったことが挙げられます。
地域や国が発展するには大人の経済的自立だけでなく、子供の教育が大きな鍵を握っています。
このように長期的マクロな視点からプロジェクトを考えた時、単なる1地域の開発や教育水準の向上にとどまらず、ネパール全体の経済を引き上げる牽引力となることが可能であると考えています。
- プロジェクト計画
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- 1)ワークトレーニングセンター及び販売施設の設立(伝統工芸製作及びその販売による自立支援)
- 2)ネパール政府観光局とのコラボレーション(観光客の増加を目指した地域活性プロモーション活動)
- 3)サランコット及びその周辺地域の復興支援(現地慈善団体との協業による支援活動)
- プロジェクト目標
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- 1)現地住民が自立し、子供たちが学校に通える環境ができるように支援
- 2)永続的・自立的に機能する経済循環型コミュニティの確立とその支援
- 3)ネパール全体の人々の生活水準や質の向上により、伝統文化や遺産の保護に繋がる支援